子供の歯の歯石について
子供の歯にも歯石はつくのでしょうか?
前回のブログで書いたとおり、歯石は歯垢が固まった(石灰化した)ものであり、
その歯垢とは食べ残しなどを口の中の細菌が(誰の口の中にもある常在菌と呼ばれるもの)
代謝して増殖したものです。
ですから、歯石を付けないようにする一番の予防法は歯垢をつけないことです。
お子さんの場合で特に気をつけてほしいことは?
*的確に磨く
ちゃんと磨く習慣(朝昼晩 毎食後)も磨き方も大事ですが、お子さんのうちは
手首が細かい動きをすることができません。なので大人の仕上げ磨きが
とても重要です。私は小学生の間は仕上げ磨きをするべきだと思っています。
*規律ある食生活
よく言われるだらだら食べはだめです。甘いお菓子を食べ続けているのもよくありません。
暑い時期熱中症対策で水分をたくさんとりますが、砂糖成分の入ったものを飲み続ける
のもさけましょう。
*予防のひとつとして歯並びの矯正も
歯並びが悪いと磨き残しができやすかったり、歯ブラシが入りにくかったり、自然と
食べ残しが挟まりやすかったりします。
*健診に来てください
学校の春秋の健診だけでは歯垢や虫歯は間に合いません。見えないところやわからない
ところに歯垢や虫歯がないかチェックします。
*フッ素の塗布も有効です
磨き方がわからない場合はしっかり指導もします。大人も一緒に勉強しましょう!